養鶏

たまご(TKG)について知りたい

アメリカで卵を生で食べることができるのでしょうか?これは仲の良い友人にもなかなか聞けない、でも本当は知りたい疑問です。

YouTubeで【アメリカで生卵を食べることができるのか?】を観る→こちら

「絶対にダメ!」と主張する方もいる一方、食中毒のリスクを承知のうえで卵を生食している方もいらっしゃるようです。でも、万が一食中毒になってしまっては、家族や会社、または友人などに大変な迷惑をかけてしまいます。

 ・本当にアメリカでは卵を生で食べることはできないのでしょうか?
 ・それほどまでにアメリカと日本では卵の質が違うのでしょうか?

この記事では食中毒のリスクを極力回避しながら「たまご」を美味しくいただく方法についてお伝えします。

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卵の生食に関する3つの注意点

・鮮度(賞期限・消期限)

・殺菌消毒と殻の状態

・取り扱いと調理方法

鮮度(賞味期限・消費期限)についての注意点

日本で販売されている卵の賞期限は「気温25℃で保管した場合にサルモネラ中毒にならない期間」として設定されています。季節にもよりますが、一般的に採卵後2~3週間が平均的な賞味期限とされています。スーパーで販売されている卵が冷蔵されていない事があるのも、これが理由です。このように日本国内の場合、表示されている期限以内であれば消費者は卵を安心して生食することができる仕組みになっています。

一方、アメリカ市場で販売されている卵のパッケージには通常、消期限(Expiration Date)が刻印されています。消費期限は卵を洗浄しパッケージングした日をパック日(Packing Date※)とし、その日から4~6週間を目安に販売者が設定しているものです。これは、常に冷蔵庫(10度以下)で保存すること、そして加熱調理することを前提としています。

日本の賞期限とアメリカの消期限を比較した場合2~4週間ほどの違いが存在することになります。ですから、アメリカのスーパーで購入した卵を生食することを仮定した場合、パッケージ日から時間があまり経過していない新鮮な卵を入手することが必要になってくるということが分かります。

※パッケージ日(Julian Date)表示の解読のしかたはこちら

殺菌消毒と殻の状態についての注意点

卵の殻は拡大すると軽石のような作りになっていて、約1万個の気孔で卵の内側と外側で呼吸ができるようになっています。また、新鮮な卵の表面にはクチクラという膜があり、その中に微生物が侵入するのを防いでいます。

日本のスーパーなどで市販されている卵の多くは、専門的な方法(塩素酸ナトリウム洗浄等)で殺菌消毒されています。卵の表面がすべすべしているのは、消毒の工程で卵のクチクラ膜は取り除かれてしまうからです。

アメリカでは卵の生食を前提としていないため、専門的な方法で殺菌消毒されているかの判断ができません。レストランのメニューに「調理不足による食中毒の責任は負いかねます」と記載があるのもそういった背景があるからです。

いずれにしても(国内・外を問わず)、輸送中に卵の殻にひびなどが入ることが多々あります。スーパーなどで卵を購入する際には、ひび等が入っていないこと、そして殻に水分がついていないことを確認するように心がけましょう。

取り扱いと調理方法についての注意点

卵生食による食中毒の主な原因はサルモネラ菌です。サルモネラ菌は10℃以上で発育しやすくなり、20℃以上では急スピードで増殖します。ですから、卵を購入したら速やかに冷蔵庫に入れましょう。夏場の車内に卵を放置するとサルモネラ菌が増殖する環境になってしまうことを忘れがちです。気をつけてください。

また、冷蔵庫から卵を出して放置すると殻の表面に水滴が付着することがあります。殻についた微生物が卵の中に入りやすくなるので注意が必要です。ですから生卵を食器の上に置いて食事を待つような行為は避けるようにしましょう。

卵の黄身が白身に比べて栄養値が高いというのは周知の事実です。それは黄身と白身をかき混ぜた状態はサルモネラ菌が増殖しやすい状態という事を意味しています。かき混ぜてたら直ぐに食べるように心がけてください。

また、卵の水洗いは微生物が殻を通って内部に侵入するリスクを増やします。ただし、卵を割る直前にサッと洗う程度なら問題ありません。卵の保存温度+10℃ほどのぬるま湯やお湯を使って軽く濯ぐ程度にしてください。中に水が浸透するのを防ぐことができます。

最後に、卵を加熱する際には、75℃で1分、もしくは65℃で5分を目安にしましょう。そして、卵の殻に触れた手や食器をこまめに洗うようにしてください。乳幼児や高齢者(免疫機能が低い方)、そして妊娠中の女性などは卵の生食は禁物です。しっかりと加熱処理をして卵をおいしくいただきましょう。

アメリカでは、次の3つのポイントに注意し、(自己責任で)卵を生食してください。

① 市販されている卵の鮮度と賞味期限について知識をつける。

② 購入前には卵の殻の状態殺菌消毒の有無を確認する。

③ 卵の取り扱い保存方法調理のタイミングに注意する。

上記のような行動が、思わぬ食中毒を未然に防ぐことにつながります。

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